第170章 一体まだ私を友達だと思っているのか?

映像はそう長くは続かない。やがて終わりを迎えるものだ。

スクリーンが暗転すると、会場は一瞬の静寂に包まれたが、すぐに耳をつんざくような喧騒に塗り替えられた。

記者たちは興奮のるつぼと化し、マイクを握りしめて福田祐衣と柏原堅太の元へ殺到せんばかりの勢いだ。

「福田さん、柏原さん、これは事実ですか!」

「柏原家の若様が白血病で、福田さんに骨髄提供を強要したというのは本当ですか?」

「柏原さん、あなたや福田さん、柏原家の次女の方も適合検査を受けたのですか? 結果はどうだったんです?」

「息子さんのドナーにするためだけに、福田さんを認知したのですか?」

どの質問も野次馬根性と悪意に満ち...

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